« 禁じられた遊び ― 作品感想:第1番~第5番 | Main | 禁じられた遊び ― 作品感想:第6番~第8番 »

2008.05.01

禁じられた遊び ― 解説感想:第1番~第5番

解説の部をめくって驚き。
素晴らしい。
これまでの詰棋書にはなかったものだ。

そこで、拙劣ではあるが、作品の感想とは別に、解説の感想を記していくことにする。


第5番の後の長文の解説に著者の詰将棋観の核心が表明されている。

巨椋氏が詰将棋に求めるものはある種の快感である。
その快感は作品を解くときそこに「よい姿形」を感じる取ることで生じるものであるという。
「よい姿形」とは時間の中のカタチであり、それを氏は「フォルム」と呼ぶ。
「フォルム」を定義していわく

詰将棋の時間軸上にさまざまな手(出来事)が描き出すカタチを、とくにそれが快感を与えるか否かという見地から見る場合、フォルムという語を用いる。

この語を用いて、巨椋氏は自らを「フォルマリスト」と呼ぶ。

手やその集まりとしての「出来事」のつながりへの意識はやはり長編と親和性があるだろう。

これを読んで自分が短篇作家でることを再認識した。つながりではなく、手そのもの・出来事そのものに意識が向くからだ。

|

« 禁じられた遊び ― 作品感想:第1番~第5番 | Main | 禁じられた遊び ― 作品感想:第6番~第8番 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10705/41030784

Listed below are links to weblogs that reference 禁じられた遊び ― 解説感想:第1番~第5番:

« 禁じられた遊び ― 作品感想:第1番~第5番 | Main | 禁じられた遊び ― 作品感想:第6番~第8番 »